西日本新聞
平成14年4月23日(火曜日)

親子の読書 大切に
「絵本で子育て」発刊
良書も多数紹介
西区の「ほるぷフォーラム」


 福岡市西区周船寺の「ほるぷフォーラム」(藤井勇市代表)が二十三日の第一回子ども読書の日を記念し、「絵本で子育て」を出版した。
 子どもたちがテレビゲームやビデオに熱中し、塾や習いごとに追われる現代社会。親子による読書の必要性を強調し、「子どもに大切なものは何かを考えてほしい」と呼び掛けている。
 A5判、百二十ページ。翻訳家で書籍評論家のおび・ただす(飫肥糺)氏の「たましいをゆさぶる子どもの本の世界」と題した絵本についての評論を中心に、藤井代表が執筆したエッセー「子どもたちの悲鳴が聴こえますか」や、母親たちの絵本体験記を特集している。
 おび氏の章では六十年前から世界三十数カ国で読み継がれている「ぼくにげちゃうよ」や約三十年前に発刊した「いない いない ばあ」など多数の良書が紹介され、子育ての母親には格好のガイドブックにもなっている。
 ほるぷフォーラムは「子どもの世界や文化を守ろう」と、以前東京にあった出版社の役員や社員が二年前、有限会社として設立。書籍の出版や販売、子育て情報紙の発行をしており、本格的な単行本の出版は初めて。
 藤井代表は「幼少期の成長に影響の大きい絵本の持つ深みを知ってほしい」と話している。
 税込み千二百六十円(送料百六十円)。問い合わせ先は092(807)4888。申し込みはFAX092(807)4889。
※ 送料は200円になりました。


毎日新聞
平成14年4月25日(木曜日)

「絵本で子育て」 出版
親子の心つなぐ大切さ訴え
西区のほるぷフォーラム


 絵本の情報紙などを発行している、西区周船寺のほるぷフォーラム(藤井勇市代表)が、親子の心をつなぐ大切さを訴えた「絵本で子育て」=写真=を出版した。
 (1)子どもの悲鳴が聴こえますか(2)《たましい》をゆさぶる子どもの本の世界(3)わたしの絵本体験記、の3部で構成し、藤井代表、翻訳家の飫肥糺さんが主に執筆した。
 1部ではテレビ、ゲーム、塾通いなどのため、遊びの時間、空間、仲間が失われた現在、絵本の大切さが増していると訴える。2部では「いない いない ばあ」(文・松谷みよ子、絵・瀬川康男、童心社)などぜひ読んでほしい絵本10冊を紹介。3部は目下子育て中の福岡、大阪などの母親が中心となって執筆、「ひとりで遊ぶ我が子が絵本の一部を口ずさむのを聴いて、胸が熱くなった」などの報告も。
 藤井代表は「体験記を寄せた母親に共通するのは、1、2歳では絵本に興味を示さないと思っていたのが、我が子に読んでやると目を輝かせるということです。絵本は親子の気持ちをつなぎ、子供に社会性を持たせる第一歩だと思う」と話す。
 「絵本で子育て」はA5判、110ページ、1200円(税別)。問い合わせは、ほるぷフォーラム807・4888。【竹田定倫】

次へ