神戸新聞
 平成14年5月19日(日曜日)

感性育てる読み聞かせ 絵本の効用 解説本出版

 絵本を通じ、楽しく子育てするためのヒントを紹介する「絵本で子育て」=写真=が出版された。子どもが成長する過程で、絵本の重要性が見直される中、読み聞かせの具体的な方法や、強い親子関係を築くための知恵が随所に詰まっている。
 「子どもたちの悲鳴が聴こえますか」と題した第一章では、長時間テレビを見たり、親子の会話の減少などが与える子どもへの影響を示しながら、絵本の読み聞かせの必要性を説明する。
 どのような本を選べばいいのか、具体的な本を挙げながらその魅力を語る「『たましい』をゆさぶる子どもの本の世界」、実際に子育ての中に読み聞かせを取り入れている母親らの体験の声をまとめた「私の絵本体験記」の三部構成。子育てに迷ったり、自信をなくした親にとっても、ほっと肩の力を抜けるような内容だ。
 ほるぷフォーラム刊、1200円。問い合わせは同フォーラム大阪事務所TEL0797-38-7933


河北新報
 平成14年5月20日(月曜日)

〜ほんの広場〜
絵本で子育て
『絵本フォーラム』編集室 編


 絵本の普及とよりよい子育て環境づくりを目指す「ほるぷフォーラム」が発行する情報誌「絵本フォーラム」。同誌に掲載した絵本についての連載などをまとめたのが本書だ。
 柱は三つ。一つは、子どもたちを取り巻く環境について。テレビやゲーム漬けの現代の暮らしを考えながら、今、子どもにとって何が大事なのかを問い掛ける。二つ目は「絵本選び」。絵本の読み聞かせなどを通じて、どんな絵本がどんな効果をもたらしたのかを紹介する。
 最後に、絵本と出会った親たちの体験談。子育ての中で絵本がどんな役割を果たしたのか。山形市や長井市などの母親十二人が体験を寄せる。具体的で身近な話として好感が持てる。(ほるぷフォーラム・1200円)


読売新聞
 平成14年5月24日(金曜日)

〜新鮮たい!絵本で親子のふれあい〜
奮闘記
絵本を通じた育児の普及に取り組む
ほるぷフォーラム(福岡市西区)


 幼稚園、保育所や育児サークルで絵本の読み聞かせを教える「絵本出前講座」と、隔月刊の情報紙「絵本フォーラム」発行を軸に、絵本を生かした子育ての大切さを訴え続けている。
 大手育児図書販売会社に約三十年勤めた藤井勇市代表(54)が一昨年三月、元同僚らと設立した。「子供たちがテレビやゲームに熱中し、塾などで時間に追われる時代だからこそ、絵本を通じて心身の健康や親子の触れ合いを取り戻す手伝いがしたい」と語る。
 「出前講座」では絵本を読んで聞かせるだけでなく、こつや効用などを説明する。月に四、五件の依頼があり、スタッフが交代で出向く。「フォーラム」は4ページのタブロイド判で三万部発行。新刊案内のほか、コラムや論文など充実している。
 四月、単行本「絵本で子育て」を出版した。「フォーラム」を集大成した内容で藤井代表のエッセー、母親の読み聞かせ体験記などを収録。A5判、百二十ページ、千二百円。
 反響は上々だが、問い合わせの七割が「孫のために」という高齢者。「読書をしなくなった世代が親になっている。今ほど絵本が必要な時代はない。人材育成にも取り組まなければ」と話している。問い合わせは同社(092-807-4888)へ。

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