8. 絵本はどれだけそろえてあげればいいの?

 せっかくたくさん買ってあげても子どもが読まなかったら、ムダになるだけじゃないかしら? それに、たくさんありすぎると目移りしちゃって、かえっていけないんじゃないかしら? そんなことをいろいろ考え始めると「適量」なんてますますわからなくなっちゃいますね。

 子どもの好きな絵本は、そのときの興味や関心に応じて変わっていきます。遠足に行った時に起こったこと、お風呂に入った時にに感じたことなど、クルクルと変わる子どもの興味・関心にいつでも応えられるように、いろんなジャンルの絵本を、たくさんそろえてあげることが大事なんです。そう、絵本に「ありすぎる」ということはなかったんですね。逆に、親の感覚で「これだけ」と決めてしまうと、子どもの可能性を制限することになるんじゃないかしら。

 実際に本箱に絵本があふれるようになった今、子どもは毎日「読んで」と何冊もの絵本を持ってきます。そして、その絵本を見て、子どもの心の動き、心の成長を教えられ、びっくりすることもしばしば。「ふーん、今はこんなのが好きなんだぁ」と教えられたり、私も気づかなかった絵本の意味を発見して「すごいなぁ」と感心させられたり…。もう驚きの毎日です。また逆に、絵本を読んであげたことで興味を持ち始めたこともたくさんあります。子どもって新しい世界をどんどん広げていくんだなぁ。

 私の狭い領域で満足させてはいけない。この子の可能性は限りなくあるはず…などと、と、少しばかりの親バカとたっぷりの愛情を注いで、できるだけ幅広いジャンルの絵本を、身近にたくさんそろえてあげるように心がけています。


(「子育てレシピ」より)

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